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「核廃絶 日本に役割」 スイス外務次官、広島市長に

 スイスのイブ・ロシエ外務次官が3日、広島市役所で、核兵器廃絶の取り組みについて、松井一実市長と意見交換した。核兵器廃絶に向け「核大国、米国の強力な同盟国である日本の役割は大きい」と訴えた。

 松井市長は日本が米国の差し出す「核の傘」の下にある点に触れ「厳しい現実がある中、核兵器に頼らない世界をどうつくるかという理想に向け、一歩ずつ理解を広げたい」と語った。

 ロシエ次官は出張で来日し、希望して広島を訪れた。意見交換に先立ち、平和記念公園(中区)で原爆資料館を見学し、原爆慰霊碑に花を手向けた。(菊本孟)

(2014年12月4日朝刊掲載)

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