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広島で被爆した元南方留学生が死去

 広島大は4日、広島で被爆した元南方特別留学生のハッサン・ラハヤ氏が11月30日、インドネシアのジャカルタで死去したと発表した。91歳。

 1944年、当時の国費留学生制度だった南方特別留学生として来日。45年4月に広島大の前身の広島文理大に進学し、8月6日に広島市内で被爆した。帰国後は国会議員などを歴任した。

 広島大は2013年3月、日本とインドネシアとの友好関係の強化、平和活動の推進をたたえ、名誉博士の称号を授与した。同大によると、被爆した元南方特別留学生9人のうち、健在なのはブルネイの元首相ペンギラン・ユソフ氏だけになった。

(2014年12月5日朝刊掲載)

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