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平和願う輪 次世代に 原爆ドーム 世界遺産18年 広島市中区

 原爆ドーム(広島市中区)の世界遺産登録18年を祝う集会が4日、ドームの慰霊碑前であった。連合広島や被爆者団体などでつくる核兵器廃絶広島平和連絡会議が主催。約80人が恒久平和への誓いを新たにした。

 各団体の代表者が慰霊碑に花を手向け、水をささげた。「核兵器廃絶と世界の恒久平和実現を願う多くの人との連帯の輪をさらに広げ、次世代へ私たちの熱い思いを語り継ぐ」などと訴えるアピールを採択した後、全員で黙とうした。

 県被団協の坪井直理事長は「ドームとともに平和の道を歩んできた。元気で世界の平和を見守ってもらいたい」とあいさつした。

 原爆ドームは1996年12月7日、世界遺産に登録された。連絡会議は5周年の2001年から毎年、集会を開いている。(川手寿志)

(2014年12月5日朝刊掲載)

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