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原爆被害の広さに驚き 米議員、広島訪問

■記者 桑田勇樹

 米下院のニタ・ローウィー議員(73)が26日、広島市を訪れ、中区の原爆資料館や国立広島原爆死没者追悼平和祈念館を見学した。

 原爆資料館は、広島平和文化センターのスティーブン・リーパー理事長が案内。原爆被害の範囲が「これほど大きいとは思わなかった」と驚いていた。見学後は原爆慰霊碑に花を手向け、池田精子さん(78)=安芸区=から被爆体験も聞き、「核兵器と戦争のない未来にしなければならない」と決意を述べた。

 ローウィー議員はニューヨーク州選出。2001年9月の米中枢同時テロ後の復興に取り組んだ。20日から9日間の日程で、夫とともに初来日した。

(2011年2月27日朝刊掲載)

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