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核兵器禁止条約 交渉開始を 署名推進を訴え ビキニデー原水協集会

■記者 岡田浩平

 マグロ船の第五福竜丸が中部太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁での米国の水爆実験で被曝(ひばく)して57年の「ビキニデー」(3月1日)を前に、日本原水協は28日、静岡市で集会を開いた。

 各地から約千人が参加。全体集会で沢田昭二代表理事は、原水協が提唱する核兵器禁止条約の交渉開始を求める署名運動に国連の潘基文(バンキムン)事務総長らが賛同していると紹介。「交渉開始を迫る絶好のチャンス」と運動の推進を訴えた。

 日本被団協やオーストラリアの非政府組織(NGO)代表らも署名への協力を表明。広島、長崎など各地の原水協も運動の手応えを報告した。また、米国フレンズ奉仕委員会のジョゼフ・ガーソン氏は、同委員会が核兵器廃絶への訴えを評価し、被団協を今年のノーベル平和賞に推薦したことを明らかにした。

 1日には原水禁国民会議も静岡市内で集会を開く。

(2011年3月1日朝刊掲載)

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