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米記者 熱心に高校生取材 核廃絶目指す活動で質問

■記者 増田咲子

 米マサチューセッツ州の地方紙ボストン・グローブのピーター・カネロス論説委員長(48)が28日、広島市内で、核兵器廃絶を目指して活動する「中高生ノーニュークネットワーク広島」の高校生5人を取材した。

 カネロス氏は、高校生たちがオバマ大統領に被爆地訪問を呼び掛けていることを知り、「広島で謝ってほしいと思っているの」などと質問。広島学院高2年馬上拓也さん(17)は「必ずしもそうではない。核兵器廃絶の鍵を握る大統領が被爆地を訪れること自体に大きな意味がある」と答えた。

 高校生5人は祖父母ら家族に被爆者がいる。取材を終えたカネロス氏は「それがみんなの活動の源泉だと分かった」と話していた。

 フォーリン・プレスセンター(東京)が招いた。1日まで広島に滞在する。

(2011年3月1日朝刊掲載)

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