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美容奉仕 「あら、きれい」 原爆病院で散髪や化粧 広島市中区

 新年を気持ち良く迎えてもらおうと、広島市中区の広島赤十字・原爆病院で10日、ニュー双葉美容室(南区)が被爆者たち入院患者18人に美容サービスをした=写真。

 沖絹子社長たち美容師5人が病棟の交流スペースでお年寄りたちを散髪。「きれいになったね」と話し掛け、仕上がりを確認した。戸成ユキエさん(95)は「さっぱりした。ありがたい」と喜んだ。

 ニュー双葉の美容奉仕は、1957年に先代社長が始めた。毎年8月6日の原爆の日前と年末に訪れ、114回目。この日は資生堂販売中四国支社の3人も同行し、入院患者に顔のマッサージや化粧をした。(菊本孟)

(2014年12月11日朝刊掲載)

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