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核脅威 議会人認識を 伊外相、平和公園で追悼

■記者 石川昌義

 京都市であった主要国(G8)外相会合への出席のため来日したイタリアのフランコ・フラッティーニ外相が6月28日、広島市中区の平和記念公園を訪問した。

 広島国際会議場で秋葉忠利市長と会談した後、秋葉市長の案内で原爆慰霊碑に向かい、花輪を手向けた。原爆資料館も訪れ、8時15分で針が止まった腕時計や、被爆直後の市街地を撮影したパノラマ写真を見て回った。

 9月に広島市で開催されるG8下院議長会議(議長サミット)に関し「核兵器の脅威と廃絶の必要性について、議会人が認識を深める重要な機会になる」と述べた。

 外務省の招待で来日中のイエメンのハーリド・アルアクワ外務次官補も同日、平和記念公園を訪れ、原爆資料館や原爆ドームを見学した。

(2008年6月29日朝刊掲載)

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