×

ニュース

来年広島で開催 IPPNW世界大会 オバマ氏に招待状送る 県医師会

■記者 金崎由美

 広島県医師会は、来年8月に広島市で開く核戦争防止国際医師会議(IPPNW)世界大会への招待状を、オバマ米大統領に送ったことを明らかにした。ネパール・カトマンズで6日にあったIPPNWの会合で碓井静照会長が報告した。

 世界的影響力を持つ人物や核兵器保有国の指導者を招き、廃絶の機運を高めるのが狙い。チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世、ゴルバチョフ元ソ連大統領、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の後継者で朝鮮労働党の金正恩(キムジョンウン)中央軍事委員会副委員長に招待状を送ることを検討している。

 県医師会はまた、現地で北朝鮮のIPPNW支部長と接触。5月に実施を目指す北朝鮮での被爆者健診をめぐって協議した。碓井会長は「人道目的との趣旨は理解された。渡航計画書や派遣団名簿などの提出を求められ、実現へ大きく前進した」と話している。

(2011年3月8日朝刊掲載)

関連記事
IPPNW世界大会 2012年8月広島開催を決定 (10年9月 1日)
IPPNW世界大会 2012年広島開催 合意(10年8月30日)

年別アーカイブ