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追悼平和祈念館を修繕 開館以来初 入館制限はせず 広島市中区

 広島市中区の国立広島原爆死没者追悼平和祈念館は、地上部にある水盤の修繕工事をしている。地下2階の追悼空間に作業用の足場を設けるが、入館制限はしない。来月7日までに終える予定。

 水盤は地下1階の正面入り口につながる階段の左脇にある。水漏れ防止の目地が老朽化したため、手作業で取り換える。水盤をビニールシートで覆い、直下の追悼空間中央に7メートル四方、高さ6メートルほどの足場を設置。委託業者が夜間を中心に作業する。2002年8月の開館以来初めて。

 同館は「来館者に迷惑を掛けるが、今後も犠牲者を悼む場として利用してもらうための措置。理解してもらいたい」としている。(田中美千子)

(2014年12月17日朝刊掲載)

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