×

ニュース

米の中学生 資料館見学 東雲中生が案内

■記者 馬上稔子

 米国ノースカロライナ州エクスプロリス中の生徒8人が15日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。姉妹校の広島大付属東雲中(南区)の生徒と原爆資料館などを見学した。

 8人は、東雲中1、2年生の9人から展示物の説明を受けながら見学。熱線を浴びて表面が溶けた瓦に触れたり、放射線の影響の説明パネルを見たりしながら約40分かけて巡った。園内の原爆の子の像前で、他の生徒から託され米国から持参した千羽鶴をささげた。

 「放射線が長期間、人体に影響するのがショックだった」と8年生のトレバー・ヘアーさん(13)。東雲中1年丸中健太朗さん(13)は「英語での説明は難しかったけど、少しでも被爆地の平和への思いが伝わればうれしい」と話した。8人は11日に来日し、19日に帰国する。

(2011年3月16日朝刊掲載)

年別アーカイブ