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平和 松井市長と探る 広島市中区 中高生18人意見交換

 原爆資料館(広島市中区)で被爆の実態を学んでいる「中・高校生ピースクラブ」の中高生18人が21日、広島国際会議場(同)で松井一実市長(61)と意見交換した。

 「平和な世界にするために私たちができること」をテーマに、1人ずつ意見を発表。県立広島中3年の井上つぐみさん(14)は「争いをなくすため、憲法にある戦争放棄の考え方を世界に広めたい」と話した。他に「被爆者の証言を語り継ぐことが大切」「お年寄りに席を譲るような身近な平和から始めたい」という発表もあった。

 母が被爆した松井市長は「私も高校生のころ、平和について頭を悩ませた。皆さんの生きざまを貫いて」とエールを送った。(明知隼二)

(2014年12月22日朝刊掲載)

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