被爆者の声 届けたい 100人招待 ピースボート
08年7月9日
■記者 森田裕美
地球一周の船旅を通じ、国際交流を進める非政府組織(NGO)「ピースボート」(東京都新宿区)は3日、8月28日から12月8日までの103日間の船旅に、被爆者百人を無料で招待すると発表した。核保有国や紛争地の市民に被爆者の声を直接、届けるのが狙いという。
横浜を発着し、アジアから地中海、南太平洋をめぐる。核保有国インドや核実験被害地のタヒチ、米国との戦争で枯れ葉剤の被害に遭ったベトナムなど21カ国・地域の22港に寄港。数カ所で被爆証言を語る場を設ける予定。被爆者の体調などに配慮し、企画段階で日本被団協などとも協議。被爆者医療の経験者も同行する。
船旅はピースボートのコーディネートで、企画・実施は東京の旅行会社。1000人の参加者を募り、一般は330-148万円(食事代込み)かかるが、被爆者は不要という。
「まだまだ知られていない核兵器の脅威を広島・長崎の体験を通じて伝えたい」と川崎哲共同代表(39)。12日午前11時から、広島市中区の市青少年センターで被爆者向けに説明会を開く。ピースボートTel03(3363)7561。
(2008年7月4日朝刊掲載)
地球一周の船旅を通じ、国際交流を進める非政府組織(NGO)「ピースボート」(東京都新宿区)は3日、8月28日から12月8日までの103日間の船旅に、被爆者百人を無料で招待すると発表した。核保有国や紛争地の市民に被爆者の声を直接、届けるのが狙いという。
横浜を発着し、アジアから地中海、南太平洋をめぐる。核保有国インドや核実験被害地のタヒチ、米国との戦争で枯れ葉剤の被害に遭ったベトナムなど21カ国・地域の22港に寄港。数カ所で被爆証言を語る場を設ける予定。被爆者の体調などに配慮し、企画段階で日本被団協などとも協議。被爆者医療の経験者も同行する。
船旅はピースボートのコーディネートで、企画・実施は東京の旅行会社。1000人の参加者を募り、一般は330-148万円(食事代込み)かかるが、被爆者は不要という。
「まだまだ知られていない核兵器の脅威を広島・長崎の体験を通じて伝えたい」と川崎哲共同代表(39)。12日午前11時から、広島市中区の市青少年センターで被爆者向けに説明会を開く。ピースボートTel03(3363)7561。
(2008年7月4日朝刊掲載)