×

ニュース

東日本大震災 広島大チーム 福島入り 被曝患者を支援へ

■記者 山内雅弥

 東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第1原子力発電所の事故で、広島大が派遣した緊急被ばく医療チームの第2陣が16日夕、福島市の緊急被曝(ひばく)調整本部に到着した。

 原医研内科の三原圭一朗助教を団長に医師、看護師、放射線技師ら7人。先に現地入りしていた第1陣のメンバーと合流した。

 第1陣は12日から現地入り。20キロ圏内から避難してきた住民ら約300人の放射線測定を行ったほか、長崎大チームとともに、被曝した作業員らを福島県立医大病院などに運ぶヘリに添乗した。

 原医研放射線災害医療研究センター の細井義夫教授は「事故の状況は厳しさを増している。広島大病院への患者の受け入れがスムーズにできるよう全力を挙げたい」と話している。

(2011年3月17日朝刊掲載)

関連記事
重症被曝 広島大治療へ 福島原発で患者発生のケース (11年3月16日)

年別アーカイブ