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被災地での活動 医師ら帰着会見 市第1陣

■記者 野田華奈子

 東日本大震災や福島第1原発事故の支援で現地に派遣された広島市の医師と保健師の第1陣のチームが帰着し、24日に市役所で記者会見した。

 市民病院(中区)の医師と市などの保健師たち計8人。荒木康之副院長(55)たち4人は18~23日、福島県相馬市、いわき市の避難所で延べ357人の放射線量を測定。荒木副院長は「線量は問題ないが、住民の不安は強かった」と振り返った。

 保健師4人は17~23日、仙台市宮城野区の避難所で健康相談した。市保健医療課の草野富美子さん(47)は「津波が押し寄せるのを目の当たりにし、眠れないと訴える人もいた」とメンタル支援の必要性を強調した。

(2011年3月25日朝刊掲載)

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