ニュース

　中国５県の１７の市民団体でつくる中国地方反原発反火電等住民運動市民運動連絡会議は８日、中国電力へ島根原子力発電所（松江市鹿島町）の１号機を廃炉するよう申し入れた。

　芦原康江代表幹事たち１０人が広島市中区の中電本社を訪問。広報部門の笠見茂男マネージャーに「廃炉を直ちに表明し、具体的な手続きに入る」ことを求める申し入れ書を手渡した。

　芦原代表幹事たちは「社長が年度内に（存廃を）判断すると明言しているが、重大事故対策も手つかずで動かすことはあり得ない。すぐに廃炉表明を」と迫った。笠見マネージャーは「安全対策の費用や将来の需給などから引き続き検討している。廃炉は決めていない」などと応じた。

（２０１５年１月９日朝刊掲載）