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消してともすエコ心 広島などで「アース・アワー」

■記者 山本堅太郎

 地球温暖化防止をアピールする消灯イベント「アース・アワー」が26日夜あり、広島市内の施設や企業で一斉に明かりが消えた。今回は東日本大震災による電力不足も背景に、節電も訴えた。

 広島市中区の原爆ドームでは、午後8時半すぎ、淡いオレンジ色のライトアップが消えた。平和記念公園を訪れていた観光客たちは足を止め、ぼんやりと浮かび上がるドームのシルエットに見入った。

 アース・アワーは世界自然保護基金(WWF)が主催した。世界約130カ国で同日午後8時半に消灯。ニュージーランドなど32カ国では、東日本大震災の被災者に向けた黙とうもした。広島市内では31の公共施設、137の協力施設が屋内外の照明を落とした。

(2011年3月27日朝刊掲載)

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