×

ニュース

平和の発信 自らが実践 本紙連載「ひろしま国」 中高生記者ら集う

■記者 二井理江

 本紙で定期連載している「ひろしま国」のジュニアライターたちが呼び掛けた「ひろしま国のつどい」が26日、広島市中区の中国新聞ビルであった。中高生の現役ライターや卒業生、教育関係者ら約100人が参加し、平和について議論を深めた。

 卒業生で現在は米国オハイオ州の大学3年新山京子さん(21)は「取材を通じて幅広く平和を発信する大切さを学んだ」と、インターネットを使ったテレビ電話で伝えた。現役の広島なぎさ高2年岩田皆子さん(17)は「核兵器廃絶を目標に掲げる地元のグループで活動するようになった」と紹介。広島学院中2年の石井大智君(14)は、東日本大震災への支援を訴え「今こそ助け合わないといけない」と、被災地に本を送る活動を提案した。

 通算87号の紙面内容を展示し、震災被災者への義援金も募った。海田東小5年河野真歩さん(11)は「何事に対しても挑戦していく大切さを感じた」と受け止めていた。つどいの詳報は4月10日付「ひろしま国」に掲載する。

(2011年3月27日朝刊掲載)

年別アーカイブ