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美保基地は4機程度配備 大型輸送ヘリで防衛省方針

 防衛省は14日、航空自衛隊美保基地(境港市)に配備を予定している陸上自衛隊の大型輸送ヘリコプター「CH―47JA」について、4機程度を配備する方針を明らかにした。

 政府は配備に伴う基地の調査設計費などに2年間で6億4500万円を見込み、このうち2015年度予算案には1億8100万円を計上した。測量や施設配置の検討のほか、誘導路の付け替えなどを計画している。

 大型ヘリの配備は、13年12月に閣議決定された中期防衛力整備計画(14~18年度)に基づき、全国で6機を導入する。輸送人員は55人で航続距離は1040キロ。

 中四国地方への配備は初めてで、災害対応や日本海側の防衛力強化が狙い。中国四国防衛局(広島市中区)によると、美保基地への配備は17~18年度を予定し、隊員は100人弱増える見通し。(村田拓也)

(2015年1月15日朝刊掲載)

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