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放射線対策へ協力約束 広島大原医研所長 福島知事と面会

■記者 衣川圭

 福島第1原発事故を受け、福島県を訪れている広島大原爆放射線医科学研究所(広島市南区)の神谷研二所長たちが30日、同県の佐藤雄平知事と面会した。佐藤知事は医療支援への謝辞を述べ、放射線対策への継続的な助言を求めたという。

 神谷所長や広島大病院(南区)の越智光夫院長が、福島市の県自治会館に佐藤知事を訪ねた。広島大の3次被曝(ひばく)医療機関としての役割と震災2日後の13日から続ける支援内容を紹介。神谷所長は「広島大の放射線研究の実績を福島県民のために役立てたい」と、全面協力を約束した。

 続いて同県の遠藤俊博教育長から、児童や生徒の保護者の間に、子どもへの放射線影響の心配が広がっているとの説明を受けた。

(2011年3月31日朝刊掲載)

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