福島で活動中の広島大原医研所長 放射線アドバイザーに
11年4月1日
■記者 衣川圭
広島大原爆放射線医科学研究所(広島市南区)の神谷研二所長(60)が1日、福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーに就任する。福島第1原発事故で放射線への不安が広がっており、子どもの健康管理を中心に助言する。
福島市の県自治会館で31日にあった同県災害対策本部会議に、神谷所長が出席。「広島大の放射線研究の成果を県民の不安解消と健康増進に役立てたい」と決意を述べた。
同県では、児童や生徒の保護者たちが放射線への懸念を強めているという。このため、今月中にまず教員対象の研修会を開く。同県は「放射線に対する正しい知識を普及してほしい」と期待する。
広島大緊急被ばく医療支援チームは同県で放射線量調査への提案や、被曝(ひばく)患者搬送ルート確立などの活動を続けている。
(2011年4月1日朝刊掲載)
広島大原爆放射線医科学研究所(広島市南区)の神谷研二所長(60)が1日、福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーに就任する。福島第1原発事故で放射線への不安が広がっており、子どもの健康管理を中心に助言する。
福島市の県自治会館で31日にあった同県災害対策本部会議に、神谷所長が出席。「広島大の放射線研究の成果を県民の不安解消と健康増進に役立てたい」と決意を述べた。
同県では、児童や生徒の保護者たちが放射線への懸念を強めているという。このため、今月中にまず教員対象の研修会を開く。同県は「放射線に対する正しい知識を普及してほしい」と期待する。
広島大緊急被ばく医療支援チームは同県で放射線量調査への提案や、被曝(ひばく)患者搬送ルート確立などの活動を続けている。
(2011年4月1日朝刊掲載)