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ネバダデー 核兵器廃絶訴え座り込み 広島市中区

 米国がネバダ州で初めて核実験をした「ネバダデー」の27日、核兵器廃絶を訴える座り込みが、広島市中区の平和記念公園であった。

 県原水禁と県平和運動センターの呼び掛けで、被爆者たち66人が参加。冷たい風が吹く中、午後5時半から約30分間、原爆慰霊碑前で「核実験全面禁止」などと書いた横断幕を掲げて座り込んだ。

 県原水禁の佐古正明代表委員はあいさつで、核軍縮の停滞に危機感を表明。「広島、長崎の惨禍が教訓として残ったと言えるだろうか。発信力を強めたい」と力を込めた。

 ネバダ核実験場の閉鎖や核兵器禁止条約の実現、原発反対などを盛り込んだアピール文も採択した。28日、首相官邸と東京の米国大使館にファクスする。(田中美千子)

(2015年1月28日朝刊掲載)

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