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平和の祈りを市民でつなごう 廿日市市が被爆70年行事 モザイク画制作や音楽会

 廿日市市と市教委は被爆70年のことし、平和を願う行事に力を入れ、市民に参加を呼び掛ける。恒例の音楽会に加えて、市民のメッセージ入りのモザイク画を初めて制作し、巡回展示する。

 モザイク画は、市民が平和へのメッセージを書いた5センチ四方の色紙約2500枚を縦1・6メートル、横4メートルに並べ、桜などの同市名物を描く。市民たちでつくる実行委員会が「より多くの市民が参加できる」と発案した。

 2、3月に市民センター20カ所でメッセージの記入を呼び掛ける。6月以降に市役所や各センターで飾る。

 15回目の音楽会「はつかいち平和の祭典」は、7月25日午後3時から同市下平良の文化ホールさくらぴあで開く。公募の合唱団員が童謡「赤とんぼ」や唱歌メドレーを、さくらぴあ市民オペラ管弦楽団の演奏で歌う。

 実行委が企画し、合唱団は小学3年生以上の120人を募る。4~7月の土曜日に練習が10回ある。参加費千円で、18歳未満は無料。2月27日までに申し込む。

 実行委事務局の中央市民センターは「広島市の隣の廿日市にも被爆者が多く暮らす。節目の年に平和への祈りを広めたい」としている。同センターTel0829(20)1266。(村上和生)

(2015年1月31日朝刊掲載)

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