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平和の歌声 NGO支援へ県構想 コンサート策定委が初会合

■記者 和田木健史

 県は12日、国内外の著名アーティストを招く平和コンサートの構想策定委員会の初会合を県庁で開いた。コンサートは平和のメッセージを世界に発信し、収益で平和活動をする非政府組織(NGO)を支援するのが目的。9月をめどに構想をまとめ、2013年8月に初回を開く方針を確認した。

 策定委は広島市などの市町や企業、観光団体、NPO法人の計25団体と、音楽やNGO活動に詳しい有識者2人で構成。初会合で湯崎英彦知事は「地域を挙げて取り組み、世界規模のコンサートにしたい」と述べた。

 会合では、コンサートをおおむね3年に1度のペースで開く方針を確認。平和のメッセージやコンサートの内容、資金計画、NGOへの支援策を検討し、構想に盛り込むことを決めた。

 構想を受けて県は10月、実行委をつくり、アーティストとの調整や事前のイベント開催に向けた準備に入る。

 コンサートは、県の平和貢献策の柱の一つ。湯崎知事は09年の知事選のマニフェスト(公約集)で「10万人ピースコンサート」の開催を掲げていた。

(2011年4月13日朝刊掲載)

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