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被爆証言や核廃絶訴え NPT会議前に岩国で集会

 4月から米ニューヨークで核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開かれるのを前に、原水爆禁止岩国地域協議会は、岩国市岩国の中央公民館で集会を開いた。会議に合わせて現地に派遣する同協議会の吉岡光則理事長(69)=同市尾津町=が紹介されたほか、被爆体験の証言もあった。

 吉岡さんたちを前に、市原爆被害者の会副会長で、長崎県で看護師をしていた大下美津さん(91)=同市平田=が、原爆で傷ついた人たちの様子を振り返り「本当に無残でひどかった」と訴えた=写真。

 吉岡さんは日本原水協の代表団に加わり、核兵器廃絶を訴える集会やパレードに参加する。吉岡さんは「核兵器を一日も早くなくしてほしいという被爆者の悲願のため、頑張りたい」と決意を述べた。(増田咲子)

(2015年2月3日朝刊掲載)

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