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中国の平和団体、原爆慰霊碑に花 広島を訪問

 中国で平和活動に取り組む25団体でつくる中国人民平和軍縮協会の代表団が3日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。事務方トップの朱鋭氏たち男女4人。原爆資料館の増田典之副館長の案内で原爆慰霊碑に花を手向けた後、原爆資料館を見学し、被爆者の証言を聴いた。

 市役所では、松井一実市長と面会。朱氏は「第2次世界大戦は中日の両国民に悲惨な体験を強いた」と強調し、「現代の日本国民に戦争責任を転嫁するのは間違い。あの戦争がなぜ起きたか、繰り返さないために何をすべきか、共に考えるべきだ」と語った。核兵器廃絶を掲げる平和首長会議の活動にも支持を表明した。(田中美千子)

(2015年2月4日夕刊掲載)

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