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かき船移転計画 広島市長「説明の場設ける」

 広島市中区の元安川に浮かぶ飲食店、かき船「かなわ」の原爆ドーム南約200メートルへの移転計画について、松井一実市長は9日の記者会見で、反対する市民団体などへ説明の場を設ける考えを示した。

 松井市長は、非政府組織(NGO)の日本イコモス国内委員会(東京)が移転計画について市民や被爆者との議論を求めたのを念頭に、「大丈夫かと心配している関係者に、一連の経過や今後の対応をしっかり説明する」と述べた。

 市観光政策部によると、市民団体や二つの県被団協、地元町内会など7団体に順次、説明するという。かなわは治水上の問題で国に現在地からの移転を求められ、市の手続きを経て、昨年12月に移転先の占用許可を国から受けた。

(2015年2月10日朝刊掲載)

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