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被爆70年 「炎の歌」披露 7月本番 広島合唱団 仲間募る

 被爆70年に合わせ、広島合唱団(広島市中区)が7月26日に県民文化センター(同)で、節目の年に歌い継いできた「炎の歌」を披露する。本番に向け準備を進める中、共に歌声を響かせる中学生以上の仲間を募っている。

 炎の歌は、原爆慰霊碑の碑文をテーマに1970年、指揮界の重鎮で知られる外山雄三さんが作曲を手掛けた。序章と第1~4楽章の約30分で構成し、序章の歌詞には「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と碑に刻まれた文字が盛り込まれている。

 練習は西区中広町の中広会館で月2、3回開いており、現在は、団員35人と市民約30人が集まっている。本番までにできるだけ多くの市民を集めたい考え。

 同合唱団は被爆30年と60年の年にも被爆関連の行事で歌っている。寺本美和子団長(55)=南区=は「多くの人たちと核兵器廃絶への思いを共有し、発信したい」と参加を呼び掛けている。

 参加費はレッスン代込みで1回500円。楽譜代1200円も必要。同合唱団Tel082(294)3981。(有岡英俊)

(2015年2月10日朝刊掲載)

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