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広島・長崎で8月世界大会 原水協など

 日本原水協などの原水爆禁止世界大会の実行委員会は12日、東京都内で総会を開き、8月の世界大会の概要を決めた。例年は広島、長崎の両被爆地を隔年で主会場にしているが、被爆70年の節目の大会として両方ともメーンにする。

 広島市内を中心に開かれる「世界大会・広島」は4日に開会総会、5日に分科会、6日にヒロシマデー集会を開く。大会に先立ち、各国の政府代表や非政府組織(NGO)が参加する国際会議を2~4日に開催。核兵器のない世界に向けた行動などを盛り込んだ宣言文をまとめる。

 長崎市での「世界大会・長崎」は7日の「長崎のつどい」で開幕。8日にフォーラムなど、9日に全体の閉会総会を開く。具体的な内容や海外ゲストは今後詰める。両大会で延べ1万5千人の参加を想定している。

 総会後、記者会見した運営委員会代表の野口邦和・日本大准教授は「4月末から始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議の議論も踏まえ、核兵器廃絶に熱心な政府やNGOの結集点になるよう準備を進めたい」と述べた。

(2015年2月13日朝刊掲載)

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