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被爆2世の市長に「頑張りが頼り」 米被爆者協会会長

■記者 金崎由美

 米国広島・長崎原爆被爆者協会の据石和(すえいし・かず)会長(84)=カリフォルニア州在住=が25日、広島市役所を訪れ、松井一実市長と懇談した。

 据石さんは、松井市長が被爆2世であることに触れ「被爆者にとってこれからは2世の頑張りが頼り。よろしくお願いしたい」と話した。松井市長は「1世の思いを市民共通の財産にしたい」と答えた。

 据石さんは、県医師会が1977年から隔年で続ける在米被爆者の健康診断に協力してきた。今回は、病気治療のため3月11日から広島に滞在。帰国前に県医師会の関係者と市役所を訪れた。

 今年の在米被爆者健診は6月から7月にかけてロサンゼルスやホノルル、サンフランシスコなどで行う。

(2011年4月26日朝刊掲載)

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