広島で非核「賢人会議」 ８月２４・２５日に
15年2月25日
岸田文雄外相は２４日の記者会見で、被爆地広島で開かれる包括的核実験禁止条約（ＣＴＢＴ）機構の「賢人会議」の日程が８月２４、２５日に決まったことを明らかにした。９月に米ニューヨークであるＣＴＢＴ発効促進会議の議長国に日本が決定したことには「核兵器のない世界に向け、国際世論をリードする役割を果たす」と決意を示した。
岸田氏は「ことしは被爆７０年であり、核拡散防止条約（ＮＰＴ）再検討会議もある重要な節目の年だ」とあらためて強調。ＣＴＢＴ発効促進会議を前に開く賢人会議を挙げ、「早期発効をはじめとする現実的、実践的な取り組みを主導していく」と、議長国として臨む意気込みを述べた。
賢人会議は「核なき世界」を提唱するペリー元米国防長官たち各国の閣僚経験者や元首脳たちが発足させ、ＣＴＢＴ発効に向けた活動をしている。岸田氏は昨年秋、２０１５年の広島初開催を表明していた。
一方、発効促進会議で日本が議長国となるのは第１回会議以来、２度目。今回はカザフスタンと共同議長を務める。（藤村潤平）
（２０１５年２月２５日朝刊掲載）
岸田氏は「ことしは被爆７０年であり、核拡散防止条約（ＮＰＴ）再検討会議もある重要な節目の年だ」とあらためて強調。ＣＴＢＴ発効促進会議を前に開く賢人会議を挙げ、「早期発効をはじめとする現実的、実践的な取り組みを主導していく」と、議長国として臨む意気込みを述べた。
賢人会議は「核なき世界」を提唱するペリー元米国防長官たち各国の閣僚経験者や元首脳たちが発足させ、ＣＴＢＴ発効に向けた活動をしている。岸田氏は昨年秋、２０１５年の広島初開催を表明していた。
一方、発効促進会議で日本が議長国となるのは第１回会議以来、２度目。今回はカザフスタンと共同議長を務める。（藤村潤平）
（２０１５年２月２５日朝刊掲載）
