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チェルノ25年 「脱原発」訴え 被爆者ら座り込み 広島

■記者 金崎由美

 旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発事故から25年を迎えた26日、広島県原水禁と県平和運動センターは広島市中区の原爆慰霊碑前で「脱原発」を訴え、座り込んだ。

 労働組合や市民団体のメンバー、被爆者たち約90人が参加。正午すぎから30分間、座り込み「核と人類は共存できない」と記した横断幕を掲げた。

 県原水禁の横原由紀夫常任理事はあいさつで「チェルノブイリを教訓としない姿勢が福島第1原発事故を起こした」と強調し、政府と東京電力を批判した。参加者は、原発に頼るエネルギー政策を転換するよう求めるアピール文を採択。首相官邸、経済産業省、東京電力、中国電力に送った。

(2011年4月27日朝刊掲載)

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