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「ゲンの麦」漫画でPR 広島市商高生チラシ作成

 広島市東区の市立広島商高3年の吉野詩織さん(18)と竹安まどかさん(18)が、漫画「はだしのゲン」にちなんだ麦のPRチラシをデザインした。原爆資料館(中区)の売店などで配布される。

 チラシはA4判で、中区のNPO法人一念発起の商品「はだしのゲンの麦」の販促用。麦が育つ過程や販売施設を漫画で紹介し、原作に登場する麦に込められた「つらいことがあっても元気を出して生きよう」とのメッセージを添えている。

 同商品は、故中沢啓治さんのイラスト付きの袋に麦の穂が入っている。これまでのチラシは文章中心で、同法人は「若い世代に親しみやすくなるように」と昨年9月、2人が所属するART部にデザインを依頼していた。

 吉野さんは「たくさんの情報をまとめるのが難しかった」、竹安さんは「平和について考えてもらうきっかけになれば」と話している。(福田彩乃)

(2015年2月27日朝刊掲載)

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