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ランで彩る平和と復興 広島市植物公園で30万輪展示

 約400品種、30万輪のランを展示する「春をよぶラン展」が28日、広島市佐伯区の市植物公園で始まる。被爆70年のことしは「ランで飾る平和と復興」をテーマに、平和への願いや復興の歩みを伝える作品を並べる。3月8日まで。

 原爆投下直後に運行を再開した復興の象徴として、今も現役で走る被爆した路面電車をイメージした模型(高さ約2.5メートル、長さ約6メートル)を展示。車体を白いデンドロビウムや黄色いコチョウランで彩る。

 白いデンファレ約5千輪を使い、平和記念公園(中区)の原爆慰霊碑も表現。復興に向かう市民の心を支えたお好み焼きや広島東洋カープのヘルメットを模した作品も並ぶ。

 期間中は洋ランの即売会もあり、3月1、7、8日には、高さ約10メートルの通路から温室内の植物を観賞できるイベントがある。同園Tel082(922)3600。(和泉恵太)

(2015年2月28日朝刊掲載)

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