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NPT会議に93人派遣 生協連、都内で結団式

 日本生活協同組合連合会(日本生協連、東京)は28日、米ニューヨークで4月末から始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に派遣する代表団の結団式を東京都内で開いた。

 代表団は全国の45生協から公募などで選ばれた93人。式には約180人が出席し、団長を務めるコープこうべ(神戸市)の本田英一組合長理事が「核兵器の非人道性を訴えるため高齢をおしての被爆者の証言活動はきわめて重要。しっかり支えたい」とあいさつした。

 派遣は4月24日~5月1日で、被爆者たち約50人と行動する。国連本部での日本被団協の原爆展や被爆者の学校での証言活動をサポート。各国の政府代表部に、核兵器廃絶を訴える要請活動も計画する。

 生協連のNPT再検討会議への代表団派遣は2005年、10年に続いて3回目。また生協連はこの日、現地での行動費に役立ててもらうため、組合員から寄せられた募金約1千万円の目録を被団協に送った。(山本和明)

(2015年3月1日朝刊掲載)

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