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　長崎大は３日、核兵器廃絶研究センターのセンター長に、副センター長の鈴木達治郎氏（６３）が４月１日付で就任すると発表した。

　鈴木氏は原子力の平和利用が専門。国の原子力委員会委員長代理を務めた後、昨年４月に副センター長に就いた。３日の記者会見で「核のない世界を実現させるには、学術的だけでなく政治や外交につなげていく必要がある。長崎から世界に発信するシンクタンクづくりに取り組む」と述べた。

　２０１２年のセンター発足以来、センター長を務めてきた梅林宏道氏（７７）は退任し、同センターの客員教授として講義を続ける。