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平和式典に国連合唱団 被爆70年で8・6参列

 被爆70年の8月6日に広島市中区の平和記念公園である平和記念式典に、米ニューヨークの国連本部職員たちでつくる国連合唱団が初めて参列し、「ひろしま平和の歌」の合唱に加わる。歌を通じて市民と世界がつながる機会にと市民有志の「日米文化交流プロジェクトin広島」実行委員会が呼び掛けた。各国出身の約30人が来日予定。式典の最後に、市民合唱団とともに300人超で歌う。

 実行委は同日午後6時半から、市の被爆70年記念事業の一環として、中区のアステールプラザで国連合唱団のコンサートを企画。式典での合唱参加も提案したところ、快諾されたという。5日、市役所で記者会見した元広島大学長の原田康夫実行委員長は「平和を願う国連の歌声をヒロシマで響かせてほしい」と話した。

 国連合唱団は来日に合わせて東京都と長崎市も巡り、戦争犠牲者や被爆者を追悼するコンサートを開く。広島も含め、いずれも歌手の加藤登紀子さんがゲスト参加するという。(和多正憲)

(2015年3月6日朝刊掲載)

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