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上関原発建設予定地 海岸の占用継続 町が中電に許可 山口

 山口県上関町は5日、上関原発建設を計画する中国電力に対し、3月末で期限を迎える建設予定地の海岸の占用継続を許可したことを明らかにした。来年3月まで。

 重機の搬出入などに使う仮桟橋周辺の約100平方メートルで、許可は今月4日付。福島第1原発事故後、中電は準備工事を中断しており、山口県は対象区域周辺の公有水面埋め立て免許について、延長の可否判断を先送りしている。

 上関町は「埋め立て免許は失効しておらず、計画は残っている。手続き上の問題もない」と占用許可の理由を説明している。

 町は2010年に海岸約1400平方メートルの占用を中電に許可。中電は13年度から範囲を縮小し、年度ごとに更新を申請している。中電上関原発準備事務所は「現場の維持管理に必要なため」としている。

(2015年3月6日朝刊掲載)

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