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ヒロシマから復興学ぶ 原爆・平和講座スタート 中区

■記者 野田華奈子

 原爆・平和について学ぶ連続講座「ヒロシマ・ピースフォーラム」が7日、広島市中区の原爆資料館東館で始まった。初回は、受講する市民約80人が参加し、各自が学びたいテーマに関し意見交換した。

 広島市立大広島平和研究所の水本和実副所長が講演し「ヒロシマを学ぶことは東日本大震災の復興を考える上でも意義がある」と説明した。続いて参加者が8グループに分かれ意見交換した。

 福島第1原発事故が大きな問題となっているだけに、原発事故と原爆の被害を重ね合わせ議論するグループもあった。広島市立大4年の松浦雅衣(あい)さん(21)は「もっと視野を広げ、自分に何ができるか考えたい」と話していた。

 講座は広島市などが主催し、7月16日まで計6回開かれる。被爆の実態や放射線の人体影響などを学ぶ。

(2011年5月7日朝刊掲載)

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