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原因の公表 国に要請を 米軍基地燃料漏れ 岩国市に共産市議団

 岩国市の米海兵隊岩国基地で1月中旬、米軍に引き渡す前の航空機給油施設の地下配管から燃料が大量に漏れていたことを受け、共産党市議団と同党市委員会は5日、原因や再発防止策の市民への公表を国に強く求めるよう、市に申し入れた。

 市議たち6人が、市基地政策課の担当者に文書を手渡した。市は「中国四国防衛局から一報があった1月20日に原因究明を求めた」と説明。県などに連絡しなかった理由を「市民生活に影響を及ぼす恐れがないと判断したため」とした。

 燃料漏れは、昨年8月の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)からのKC130空中給油機部隊移転に伴い、防衛局が発注した工事中の給油施設で発生。防衛局によると、漏れたのは最大約1万5千リットル。防衛局は県に報告しておらず、県は今月3日、速やかな情報提供を防衛局に申し入れた。

(2015年3月6日朝刊掲載)

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