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祈りの道の御影石一新 広島の平和公園 改良工事が終了

 広島市が平和記念公園(中区)で進めていた中央参道の舗装改良工事が6日、終わった。被爆70年となることしの8月6日の平和記念式典で会場の全座席を大型テントで覆うため、設営用重機が通れる強度にするのが目的。33年ぶりに一新された御影石の敷石を早速、観光客や市民たちが踏みしめた。

 参道は長さ74メートル、幅6メートル。1982年に敷いた厚さ2・5センチの御影石約840枚を剝がし、同8センチの新しい御影石に入れ替えた。この日、市技術管理課の職員が道に段差や傾きがないかを確認し、2カ月ぶりに通れるようになった。

 今回の改良は「被爆70年記念事業」の一環で、事業費は約2400万円。市民活動推進課は「節目の年に少しでも多くの被爆者や市民が訪れてくれれば」としている。(川手寿志)

(2015年3月7日朝刊掲載)

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