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社説・コラム

永田町発 Weekly 共産党・大平喜信氏(比例中国) 

原爆症認定の早期決着を

 「被爆者の平均年齢は80歳になろうとしている。被爆者援護の改善は時間との闘いだ」。5日の衆院予算委員会。昨年末の衆院選で初当選後、初めての国会質問は、「ヒロシマ」に絞って政府の姿勢をただした。

 原爆症認定制度をめぐっては新たな認定基準でも訴訟が相次ぎ、国の敗訴が続く。この現状を踏まえ、「いまだに裁判に訴えないと認められないのは、あまりに冷たい」と、被爆70年の節目の年での決着を迫った。

 塩崎恭久厚生労働相は「迅速な認定が行われるよう努めたい」と述べるにとどめた。

(2015年3月8日朝刊掲載)

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