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宍道断層西端部 追加調査を開始 中電「半年かからぬ」

 中国電力は9日、島根原子力発電所2号機(松江市鹿島町)の南約2・5キロの宍道断層について、原子力規制委員会に長さ確定のためのデータ不足を指摘された同断層西端部の追加調査を始めたと発表した。

 中電が断層西端とする松江市鹿島町古浦の西約3キロで、断層の有無をボーリングで調べる。長さ120メートル2本、150メートル1本を陸から海に向けて斜めに掘り、一部は海底の地下に延ばす。中電は調査期間を「半年はかからない」としている。

 同断層の長さは島根原発付近で想定される地震の揺れの大きさに影響する。中電は1月、2号機再稼働の前提となる規制委の審査で長さを22キロと報告したが、2月、規制委に長さの根拠となるデータ不足を指摘されていた。東端部の調査は2月20日に着手した。

(2015年3月10日朝刊掲載)

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