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原爆ドーム周辺「整備に条例を」 広島弁護士会会長 かき船移転反対運動受け

 広島弁護士会(広島市中区)の舩木孝和会長は13日、原爆ドーム周辺の市のまちづくりについて、条例制定などの必要性を指摘する談話を発表した。中区の元安川にある船上飲食店、かき船「かなわ」の原爆ドーム南約200メートルへの移転計画を受けた。

 舩木会長はこの日、中区の広島弁護士会館で記者会見した。かなわの移転について「違法なものと判断することは難しい。反対運動をするわけではない」とした上で「実際には反対運動が起きており、ドーム周辺をどう保護、整備するかを整理する条例が必要」との認識を示した。談話は松井一実市長宛てに文書で送ったという。

(2015年3月14日朝刊掲載)

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