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中電、あす廃炉説明 島根1号機 社長、自治体に

 関西電力が、運転開始から40年以上たった美浜原発1、2号機(福井県)について、17日にも臨時取締役会を開いて廃炉を決定することが16日、分かった。日本原子力発電も敦賀原発1号機(福井県)の廃炉を17日にも決定する。

 関電は八木誠社長が決定後に福井県や美浜町を訪れて、廃炉の理由を説明する方向で最終調整しているもようだ。日本原電も幹部が決定後に地元へ報告する見通し。

 美浜原発1、2号機、敦賀1号機は出力がそれぞれ34万キロワット、50万キロワット、35万7千キロワットとほかの原発に比べて小さいため、40年を超えて運転を続ける場合に必要な安全対策費用を回収できない可能性が高い。こうしたことが廃炉決定の決め手となったとみられる。

 一方、中国電力は島根原発1号機(松江市)の廃炉をめぐり、苅田知英社長が18日に島根県を訪れて地元自治体に説明する方針を固めたことが16日、分かった。18日に臨時取締役会で廃炉を正式決定し、午後に説明する見通し。

(2015年3月17日朝刊掲載)

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