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米軍施設めぐる実録映画で講演 広島市中区

 米軍普天間飛行場の辺野古移設に伴う垂直離着陸輸送機オスプレイのヘリパッド建設に反対する沖縄県東村高江の住民の姿を捉えたドキュメンタリー映画「標的の村」監督の三上智恵さん(50)が21日、広島市中区で講演した。座り込みを続ける住民のたくましさを紹介した。

 約240人を前に、三上さんは国が「通行妨害」として同地区の一部住民を訴えた経緯を説明。現在も強行に建設を進めようとしているとし、「平和憲法は沖縄に適用されていない」と強調した。

 一方、撮影した映像を交えながら、反対住民のお年寄りが怒る様子や時折見せる笑顔を紹介。「心が痛むのだけど、笑ってしまうぐらい元気」と話した。市民団体「第九条の会ヒロシマ」が主催した。

(2015年3月22日朝刊掲載)

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