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県被団協など広島市に再考要望 かき船移転計画

 広島市中区の元安川にある船上飲食店、かき船「かなわ」の原爆ドーム南約200メートルへの移転計画で、二つの県被団協と日本被団協(東京)は23日、再考を求める松井一実市長宛ての要望書を市に提出した。

 日本被団協代表委員である県被団協の坪井直理事長と、もう一つの県被団協の大越和郎理事長代行が市秘書課を訪問。「爆心地の川は全国民にとっての鎮魂の地」とし、市民を交えた議論を深める必要性を訴えた。

 2人はその後、計画に反対する市民団体「かき船問題を考える会」のメンバーと記者会見。「説明が不十分」「経済を優先し、平和の問題を置き去りにした」と話した。

(2015年3月24日朝刊掲載)

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