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’15広島市長選 立候補予定者公約 平和行政 問われる実行力

 広島市長選(29日告示、4月12日投開票)の立候補予定者たちの主な公約が出そろった。核兵器廃絶の訴えの先頭に立つリーダーとして何に力を入れるのか。いずれも無所属で現職の松井一実氏(62)=中区、新人の広島民主商工会元事務局長の河辺尊文氏(60)=安佐北区、サンフレッチェ広島元社長の小谷野薫氏(52)=中区、を中心に主張をみる。(広島市長選取材班)

●平和

 河辺氏は平和行政で「国のいいなりをやめる」と宣言。原爆ドーム南200メートルへのかき船の移転計画にも反対する。松井氏は2020年核拡散防止条約(NPT)再検討会議誘致を目指す。比治山公園(南区)の再整備構想も盛り込んだ。小谷野氏は海外で平和発信する姿勢をPR。かき船移転に反対し、「国連アジア太平洋本部」など国際機関の誘致を目指す。

 駐車場経営の荒木実氏(71)=横浜市中区=は核兵器廃絶の実現、元飲食店経営の橋本征俊氏(34)=広島市佐伯区=は循環型社会の構築をPRする。

(2015年3月26日朝刊掲載)

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