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原爆ドームの100年伝える 資料館で企画展始まる 広島市中区

 県物産陳列館として1915年に完成し来月、100年となる原爆ドームの歩みを振り返る企画展が26日、広島市中区の原爆資料館東館で始まった。7月15日まで。無料。

 建設風景、物産展や美術展でにぎわう戦前の館内、原爆投下後の変わり果てた姿…。縦90センチ、横180センチのパネル12枚に、50枚余りの写真を使い、今昔を伝えている。

 被爆から21年後の66年、市議会の決議で永久保存が決まった経緯も説明。市が49年にした被爆者アンケートでは、35%が撤去を求めたとする結果も示されている。

 原爆資料館啓発課は「100年の歴史と共に、ドームに人びとが託した思いに触れてほしい」としている。(田中美千子)

(2015年3月27日朝刊掲載)

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