×

ニュース

原爆ドーム保存へ寄付 もみじ作業所 広島市中区

 広島市中区の障害者施設「もみじ作業所」は31日、原爆ドーム(中区)の保存に役立ててもらおうと、2万5千円を市へ寄付した。通所者がデザインしたTシャツの売上金の一部。

 通所者たち5人が中区の広島国際会議場を訪れ、市平和推進課の横山元信課長に現金を手渡した。横山課長は「大切に役立てたい」と感謝した。

 もみじ作業所は、利用者が描いた原爆ドームをあしらったTシャツを商品化。原爆資料館(中区)などで販売し、収益の一部を2005年度から市に贈っている。8回目で計28万2千円になった。市は「原爆ドーム保存事業基金」(3月末で5293万円)に積み立て、定期検査や耐震工事の財源にする。

(2015年4月1日朝刊掲載)

年別アーカイブ